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種類: Thesis or Dissertation
タイトル: 訪問看護ステーションにおける褥瘡ケアコンサルテーション活用のための課題
タイトル別表記: Identifying Issues in order to Promote Utilization of the Nursing Consultation System for Pressure Ulcers Care in Home Care Stations.
著者: 南, 由起子
指導教員: 井部, 俊子
キーワード: 訪問看護ステーション
褥瘡ケア
コンサルテーション
皮膚・排泄ケア認定看護師
調査法・尺度: アクションリサーチ
ソフトシステムズ方法論(SSM)
発行年月日: Mar-2011
出版者: 聖路加看護大学
抄録: 高齢社会を迎えている日本の現状の中で在宅療養者の重症化や対応の複雑化が生じている。病態や状況が多岐にわたる在宅療養者に介入する訪問看護師にはあらゆる分野の知識・技術が求められるが限界がある。在宅の療養者のよりよい生活を目指した質の高い看護ケア提供のためには看護職によるコンサルテーションシステムの構築が急務である。 そこで、訪問看護ステーション(以下訪問看護ST)にて皮膚・排泄ケア認定看護師(以下コンサルタント)によるコンサルテーションを活用するための方法について検討し、実現可能な方略や課題を見出すことを目的に、アクションリサーチの一方法であるソフトシステムズ方法論(以下SSM)を展開した。現場の褥瘡・スキンケア領域やコンサルテーションに関する問題状況、訪問看護師の思いを確認し、そこからSSMの技法のフォーマットを用いて、実現可能なアクションプランを作成した。アクションプランを実行し、その気づきや学習を得てコンサルテーションシステムの構築について考察した。 SSMの過程から明らかとなったのは、訪問看護師は褥瘡予防のアセスメントや対策は実施できている、浅い褥瘡は早期に治癒に向けられる、医師に代わって褥瘡処置を決定することが多いが創傷治癒過程は理解しておらず経験知で実施している、コンサルタントの介入を希望するケースが常にいるわけではない、褥瘡が難治化すると判断に困るためコンサルタントに相談したいなどであった。アクションプランは、「訪問看護師の適切な褥瘡の状態評価と根拠に基づいた治療方法の選択」を目指したコンサルタントによる学習会の開催や継続的な支援、同行訪問、過去の事例の振り返り、創傷担当ナースの役割の遂行や育成などを立案し訪問看護師とコンサルタントが実行した。その結果、訪問看護師は褥瘡の状態評価や根拠のある治療方法の選択を実践するようになり、自分たちの役割を認識しながら意図的に褥瘡ケアに取り組むようになったなどの意識の変化も見られた。  現状と今回のSSMの展開から得られたコンサルテーションシステム構築の課題を下記に示す。訪問看護STでの皮膚・排泄ケア認定看護師によるコンサルテーションシステムとして実現可能性が高いのは医療施設に所属する皮膚・排泄ケア認定看護師がコンサルタントとして介入することである。またそのためには所属長などにその介入が医療施設と訪問看護ST双方に利益をもたらすことを説明し理解を得ることと、勤務する施設の業務として月に1~2回、定期的に訪問看護STに介入しコンサルテーションを展開することが求められる。また、継続的な介入によりコンサルテーションに関連した推奨できる活動内容を実践することで訪問看護師を支援し、成果を上げることが期待できる。
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注記: 聖路加看護大学大学院看護学研究科課題研究
リンクURL: http://hdl.handle.net/10285/7111
出現コレクション:2-2-c:課題研究(要旨、引用・参考文献あり)

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